織Weaving
「織メーカー」とは、タオル生地を織り上げるいわゆる「タオル会社」。
織メーカーは、タオルを「組織」に例えます。2次元ではなく、3次元で織物を考え、組み立てていきます。だから複雑な織り方が実現するのです。
地経糸とパイル経糸で、ループ(輪っか)を作りながら織るタオル独特の製織は、ループを均一の密度と長さで美しく織り上げる難しい工程です。正確さとスピード、手先の細やかさを兼ね備えた職人が数千本の糸を、櫛を使って手作業で丁寧に整えて機械にセットします。
一般的なパイルのタオルは生活の中で多く使われていますが、タオルの表情となる織り方には、他にも多くの手法があります。
ガーゼ、ワッフル、毛違いジャカード、上げ落ち…どこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。織り方によって柄や手触りに変化を持たせ、色やグラフィカルなデザインの表現を多彩にしてくれます。